AWS SAAにゼロから挑戦!50日間で合格するための学習方法

AWS SAA 合格

はじめに

AWSソリューションアーキテクト アソシエイト(SAA)試験に、知識ゼロの状態から50日間の学習で合格しました。その内容を紹介したいと思います。

数ある合格者の勉強内容の1サンプルとして、皆様の受験に役立てていただければと思います。

前提

おすすめの対象者
  • インフラにAWSが採用されているプロジェクトに携わるWebエンジニアやアプリエンジニア
    • インフラエンジニアが構築したAWSの環境を使って開発をしている人
    • ミーティングでプロジェクトのインフラメンバーの話についていけずに困っている人
本記事の試験対策方法で得られること
  • AWSの主要サービスの特徴や使用用途の基本知識
本記事の試験対策方法で得られないこと
  • AWSのリソースを用いて環境を構築するスキル

勉強内容とスケジュール

学習期間
  • 2024/10/16~2024/12/08 (53日間)
教材

試験対策には以下の2つを使用しました:

勉強内容
  1. Youtube「AWS ソリューションアーキテクト アソシエイト試験 対策動画」の動画を視聴する
    • ここでAWS SAAの試験で問われるサービスの全体像を把握します。
    • 中身を覚えようとしなくて大丈夫です。試験で問われるサービスにはこんなものがあるのだな、くらいの温度感で視聴して、大まかに知識のインデックスを作るのが目的です。
  2. Ping-tの「最強Web問題集」の分野別問題(全484問)をすべてヒットにする
    • 問題集ではある問題を1回正解すると、その問題が「ヒット」というカテゴリに仕分けされ、2回連続正解すると「コンボ」というカテゴリに仕分けされる仕組みになっています。不正解だと「ミス」に仕分けされます。
    • 問題を解き終わるごとに、その問題の「解説」と「参考」の項目が出現します。この「参考」の項目がとても大切です。試験で問われるAWSのサービスについて詳細に解説されています。
    • 「参考」の内容を理解するだけで試験に合格できるだけの十分な知識が得られます。
    • 「初見で問題解く → 参考を読む → ミスした問題を解きなおす」をひたすら繰り返します。
  3. ping-tの分野別問題をすべてコンボにする
    • すべての分野別問題を2回連続で正解した状態にします。
    • 間違えた問題や解答に迷った問題について、ここでも「解説」や「参考」を丁寧に読んで理解します。
  4. 模擬試験モードで問題を解く
    • 筆者は模擬試験を4回行いました。
    • 繰り返しになりますが、間違えた問題や解答に迷った問題について「解説」や「参考」を丁寧に読んで理解します。このフェーズが大切です。
    • 1回の模擬試験あたり問題が65問あるので、解答するのも復習をするのも時間がかかります。正直ここが一番大変でしたが、焦らず丁寧にすべての問題とじっくり向き合ったことが合格に繋がったと感じています。
Ping-t 「最強Web問題集」での模擬試験の結果の推移

【模擬試験得点推移 (出題モード:未出題から出題)】

日付模擬試験回数スコア正答率
2024/11/161回目46/6570%
2024/11/212回目42/6564%
2024/11/243回目42/6564%
2024/12/014回目49/6575%
2024/12/08試験本番810/100081%

学習開始日から試験日まで53日間、ここに記載した学習を進めることで、本番では合格ライン+90点で余裕をもって合格することができました。

合格ラインは720/1000(72%)なので、本番試験1週間前にようやく合格水準に達しました。

試験本番と注意点

結果
  • 2024年の12月8日 15時に受験し、当日の19時ごろに結果が発表されました。遅い時間帯の受験なので、結果が分かるのは翌日頃だと思っていたのですが、比較的早い段階で合否結果が分かりました。
難易度
  • 問題そのものの難易度はping-tの模擬試験レベルと同等に感じました。
  • 単純にサービスの特徴を問う問題は少ないため、AWS Well-Architectedフレームワークの考え方を理解し、各種サービスがどんな特徴を持っているかを把握していれば答えを導き出せる問題だと思いました。
  • 一部Ping-tで取り上げられていないサービスも登場しましたが、このような問題は捨てても合格点に達します。(採点対象外の問題の可能性が高いと勝手に予想しています。)
注意点
  • 日本語としてかなり不自然な問題文があり困惑しました。 英語でも問題文を表示できるので、日本語の言い回しが理解できない場合は英語の文章を読んでみるといいかもしれません。

おわりに

本記事の学習法でAWS SAAに合格しても、実際にAWSのリソースを用いて環境を構築するといったスキルは身に付きません。

ただ、自分が携わっているサービスのインフラ構成の理解が深まったり、ミーティングでインフラ関係の話が分かるようになったり、大きなメリットを感じました。

今後はWebのバックエンド開発だけでなく、インフラの領域にも足を踏み入れてみたいな、と思うきっかけとなりました。

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